お風呂の追い焚き配管は掃除が必要!頻度やタイプ別の清掃方法を解説
お風呂の追い焚き配管は、日々の入浴により汚れが溜まるため、定期的に掃除する必要があります。しかし配管は湯沸かし器と繋がっているので、どのように清掃するのが適切か、わからない人も多いでしょう。そこでこの記事では、お風呂の追い焚き配管の掃除について、必要な理由とやり方を解説します。
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お風呂の追い焚き配管の掃除が必要な理由
お風呂の追い焚き配管を掃除しないと、以下の悪影響を及ぼすおそれがあります。
- お湯が汚れる
- レジオネラ菌が繁殖する
それぞれについて解説します。
お湯が汚れる
お風呂の追い焚き配管を掃除しないと、給湯器に汚れが溜まります。機械の内部が汚れると、追い焚き機能を使用した時にお湯と一緒に汚れが出てくるので、気分が悪くなるだけでなく衛生的にも良くありません。
レジオネラ菌に汚染される
追い焚き配管を汚れたまま放置すると、配管に残った水がレジオネラ菌に汚染されるおそれがあります。レジオネラ菌とは汚れた水に繁殖する細菌で、健康に悪影響を及ぼすとされているため、家庭でも増殖を抑える必要があります。レジオネラ菌の増殖を抑えるには、追い焚き配管を含めた浴槽の清掃が大切です。
お風呂の追い焚き配管の掃除方法
お風呂の追い焚き配管の掃除方法を、以下より解説します。
- 必要な掃除用品
- 一つ穴タイプ
- 二つ穴タイプ
必要な掃除用品
お風呂の追い焚き配管掃除に必要な清掃用品は、以下のとおりです。
- ゴム手袋
- スポンジ
- ブラシ
- 風呂釜用洗剤(もしくは重曹)
- タオル(自然循環タイプのみ)
追い焚き配管の掃除では、主に風呂釜用洗剤を使用します。専用洗剤がない場合は、粉末タイプの重曹でも代用できます。掃除する際は、スポンジやブラシなどの掃除道具も合わせて用意しましょう。
一つ穴タイプ
一つ穴タイプとは、浴槽の配管穴が1つのみのタイプです。お湯の吸い込みと吐き出しを同じ穴から行う方式となり、水の流れが速く、汚れが溜まりにくいとされています。掃除方法は、以下のとおりです。
- 配管穴の5cm上くらいまでお湯を溜める
- 風呂釜洗剤(もしくは重曹)をお湯に溶かす
- 40〜50℃で追い焚きする
- 1時間ほど放置する
- 再度追い焚きする
- 配管穴をこすり洗いする
- お湯を抜いて浴槽と配管穴をすすぐ
一つ穴タイプでは、風呂釜洗剤を溶かしたお湯で追い焚きすると、洗剤が配管内部にも循環して汚れを落としてくれます。追い焚き後は配管穴をスポンジやブラシでこすり洗いして、お湯を抜いて洗剤をすすいだら掃除終了です。
二つ穴タイプ
二つ穴タイプとは、浴槽の追い焚き配管が上下に2つあるタイプです。水の流れが弱いため汚れが溜まりやすく、一つ穴タイプよりも高頻度で掃除が必要になります。掃除方法は、以下のとおりです。
- 下の配管穴にタオルを詰める
- 風呂釜洗剤を水に溶かして上の配管に入れる
- 1時間程度放置する
- 配管穴をこすり洗いする
- タオルを外してシャワーで配管をすすぐ
二つ穴タイプでは、下の配管穴をタオルでふさぎ、上の配管穴から風呂釜洗剤を溶かしたお湯を注いで浸けおきします。1時間ほど放置したら配管穴をブラシでこすり洗いして、タオルを外して洗剤をすすいだら掃除終了です。
お風呂の追い焚き配管の掃除頻度
追い焚き配管の掃除頻度は、月に1回が目安です。ただし、お風呂の使用状況によって汚れの溜まりやすさが変わるので、お湯にゴミが浮いている、お湯のにごりが気になるなどの場合は、早めに掃除する必要があります。
お風呂の追い焚き配管は綺麗な状態を維持しましょう
お風呂の追い焚き配管を汚れたまま放置すると、追い焚きをした時にお湯がにごったり、水に細菌が繁殖したりするおそれがあります。そのため、月1回程度は掃除して、綺麗な状態を維持するのが大切です。掃除方法は追い焚き配管のタイプによって変わるため、浴槽の様式に合わせて適切な方法で行いましょう。