キッチンの換気扇内部には、シロッコファンという羽根付きのファンがついています。シロッコファンの汚れをそのままにすると、換気扇の機械に悪影響を及ぼす可能性があるため、定期的に掃除するのが望ましいです。この記事では、シロッコファンを掃除しないとどうなるかリスクを解説し、適切な清掃方法も紹介します。

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シロッコファンを清掃しないとどうなる？

シロッコファンを掃除しないと、以下の悪影響を及ぼす可能性があります。

• 換気扇の効率が悪くなる
• 換気扇機能が故障する

それぞれについて解説します。

換気扇の効率が悪くなる

シロッコファンを清掃しないと、ファンに汚れが溜まって、羽根が動作しにくくなるおそれがあります。ファンが動作しないと換気扇の効率が悪くなるので、キッチンに汚れた空気が残り続け、壁や床などの汚れの原因になります。

換気扇機能が故障する

シロッコファンに汚れが溜まると、換気扇を使用した時に、機械に負荷がかかりやすくなります。機械に負荷がかかると換気扇が故障するおそれがあり、修理や部品交換などが必要になる場合があります。

シロッコファンの清掃で用意するもの

シロッコファンの清掃では、以下の掃除用品を準備しましょう。

• スポンジ
• ブラシ
• ゴム手袋
• 重曹（またはアルカリ性洗剤）
• ゴミ袋（シロッコファンが入るもの）
• 雑巾数枚
• ドライバー

シロッコファンは細かい羽根がついているので、ブラシは隙間に入りやすい小型タイプが望ましいです。掃除する際の洗剤は、重曹などのアルカリ性のものであれば、油汚れを落としやすく、シロッコファンの清掃にも適しています。

シロッコファンの清掃方法

シロッコファンの清掃方法は、以下の手順です。

1. 換気扇の電源を切る
2. シロッコファンを取り外す
3. 重曹を溶かしたお湯にファンを浸ける
4. ブラシで汚れを落とす
5. 水ですすいで乾かす
6. シロッコファンを取りつける

それぞれについて解説します。

換気扇の電源を切る

シロッコファンを掃除する時は、電源がついているとファンが回って怪我をするおそれがあるので、事前に電源を切りましょう。切り方がわからない場合は、電源プラグを抜く、ブレーカーを落とすなどでも問題ありません。

シロッコファンを取り外す

電源を落としたら、換気扇のカバーを外して、内部のシロッコファンを取り外します。シロッコファンはネジで固定されているので、ネジを緩めて慎重に取り外しましょう。外せない場合は、無理に行うと部品が故障するおそれがあるので、力任せに行うのは控える必要があります。また、外している最中は手を怪我する可能性があるので、ゴム手袋をはめて両手を保護すると安心です。

重曹を溶かしたお湯にファンを浸ける

シンクにゴミ袋を広げて、取り外したシロッコファンを入れます。1リットルの水に大さじ5杯程度の重曹を溶かした重曹水を作り、ゴミ袋に注いでシロッコファンを浸けおきしましょう。1時間程度浸けおきすると汚れが浮いて落としやすくなり、シロッコファンを隅々まで掃除できるようになります。

ブラシで汚れを落とす

シロッコファンを浸けおきしたらブラシを使用して、ファンに付着した汚れを落としていきます。ファンは羽根が細かいので、ブラシだけで落としにくい場合は、水で流しながらこすると掃除しやすいです。

水ですすいで乾かす

ブラシでシロッコファンの汚れを落としたら、水ですすいで洗剤を落とし、雑巾で水気を拭き取ります。水気が残っていると雑菌が繁殖しやすくなるので、十分に乾燥させましょう。

シロッコファンを取りつける

シロッコファンが完全に乾いたら、部品を取りつけていきます。ネジが緩んでいると部品が落下するおそれがあるので、ぐらつきがないようしっかり固定して清掃終了です。

シロッコファンは適切な方法で掃除しましょう

シロッコファンの汚れを放置すると、ファンが正常に動かなくなり、換気扇の効率が悪くなったり機械が故障したりするおそれがあります。そのため、ファンの部品を取り外して、定期的に油汚れを落とすのが大切です。シロッコファンは適切な方法で清掃して、綺麗な状態を維持しましょう。